脳神経外科

脳卒中とライフスタイル

喫煙、運動、食事などのライフスタイルが心疾患リスクに影響を及ぼすことはわかっていますが、脳卒中に対する影響はあまり判明していませんでした。
今回、英国イーストアングリア大学のマイント博士らは、不健康なライフスタイルの人は、正しく食事をとり、喫煙せず、定期的に運動する人に比べ、脳卒中を2倍発症しやすい、という研究結果を発表しました。博士らは、1993〜97年に、ノーフォークに住む40〜79歳男女2万40例を対象とし、4つの健康的な行動が脳卒中に及ぼす影響を、平均11.5年にわたって追跡調査しました。
●現在の非喫煙
●身体的に活発
●適度な飲酒
●少なくとも1日に5食分の野菜を摂取
という健康的な行動をそれぞれ 1点として加算しました。  
合計スコアは0〜4点となり、スコアが高いほど健康的行動が多いことを示しています。男性よりも女性でスコア4点の人の割合が有意に多かったそうです。追跡期間中599例の脳卒中が発生しました。スコア0点の人の脳卒中リスクはスコア4点の人の2.8倍、スコア1点の人は2.18倍、2点の人は1.58倍高かったそうです。
マイント博士らは「ライフスタイルにおける小さな差違が脳卒中リスクに大きな潜在的影響を及ぼすかもしれない」と述べています。

桑原脳神経外科医院
院長 桑原 正憲
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